CARTIER MM Tortue Ref.3701

COMMENT

トノー型ケースのトーチュ。トーチュは直線的なラインを描くタンクやサントスに比べ、必要以上にふくよかなベゼルがエレガントです。ケースは18金無垢。ベゼルとケースサイドは鏡面仕上げ、地肌の触れるケースバックはマットな仕上げです。ダイヤルは凝った仕上げが施してあります。波打つようなギョシェを外と内に施し、段をつけたミニッツを境としています。ローマインデックスは湾曲したケースに沿って配置され、大きく際立ちを見せています。針はブルースチールのバトンで、カルティエらしいです。純正ボックス、ホワイトゴールド製の純正Aバックルが付属します。

ケースは素晴らしいコンディションを維持しています。ふくよかなプロポーションは販売当時のままで、鏡面仕上げには気になるような深い傷は見られません。ダイヤルはミントです。質感を完璧に残しており、高く評価できます。弊社にて分解掃除は済ませているため、完全なコンディションでトーチュを堪能いただけます。ビデオを掲載しています。

トーチュは、カルティエの腕時計の歴史の中でも特に古く、タンクが登場する5年ほど前、サントスのリリースと同じ1912年頃に登場したと言われています。ルイカルティエがデザインし亀にインスパイアされたこのケース形状は、当時ラウンド型が主流だった高級時計市場で傑出した存在となりました。100年以上愛された伝統的なデザインであり、カルティエウォッチの中でも最重要モデルの一つとなっています。

BRAND

現在では、ジュエラーとして名高い＜CARTIER（カルティエ）＞。まだ懐中時計が主流だった1904年に本格的な腕時計を製作したジュエラーは＜CARTIER＞が最初。芸術性が高く、その魅力は色褪せることなく時代を越えて多くの人に愛されています。

HIGHLIGHT

Mint Condition