CARTIER LM Santos Galbee

COMMENT

角型モデル「サントスガルベ」は、誕生20周年の記念モデルです。ダイアルカラーはマットな質感のオフホワイト。シルバーカラーのインデックスとのコンビネーションは、爽やかで清潔感があります。ローマ数字が立体感のあるアプライド仕様になっているのが特徴的です。針はブルースチール製のバトンです。日付窓が6時位置にあり、シンメトリーなフェイスの良さを堪能できます。ミニッツはゴールドプリントで、抜け感のの良さがお洒落です。ブレスやケース、サファイアガラスが絶妙にカーブした一体感のあるフォルムは、デザインの良さだけではなく着用感にも優れています。

ケースは傷が少なく、清潔感があります。ヴィンテージですが使用感が少なく、当時のままの状態で使用できる稀有な状態。ホワイトダイアルは大変ミントです。汚れの目立ちやすいホワイトダイアルが、美しい状態で残っているのは好印象です。過去に入水の形跡は無かったのではないでしょうか。アプライドのインデックスは上面の鏡面仕上げにエイジングがなく、瑞々しさが感じられます。ブルースチールの針にエイジングがなく、深みのある青色を残しています。

ビス留めのケースは飛行機のパーツを繋ぐネジから着想を得たもので、ダイヤルなどの角がまるみを帯びたデザインは機体表しています。カルティエのデザインソースのバリエーションの豊富さには、感服させられるものがあります。

BRAND

ビス留めのケースは飛行機のパーツを繋ぐネジがモチーフで、機体をイメージしてダイヤルなどの角がまるみを帯びたデザイン。現在ではジュエラーとして名高いカルティエですが、まだ懐中時計が主流だった1904年に本格的な腕時計を製作したのはカルティエが最初。アルベルト・サントス・デュモンという飛行家からの「飛行中に手を離さずに見ることができる時計がほしい。」という依頼が誕生のきっかけで、「サントス」の名を冠した腕時計が1911年に一般発売されました。

HIGHLIGHT

Applied Roman Index,   Mint Dial