IWC Ref.817A Calatrava Case Non Date

COMMENT

希少なスクリューバックのインター。ドレスモデルが多いIWCでは、薄めのデザインが多く、防水性の高いスナップバックを用いたものが多いです。ラグが独特で幅20mmに加え長く、腕の上で迫力が出ます。ダイアルは光により表情が移ろうシルバーのサンレイ。IWCらしい極めてエレガントで、控えめな表情です。外周部にパールドロップ手法のミニッツを配しています。凸状のインデックスはセンターにブラックを塗布しています。搭載キャリバー854はインター独自のペラトン方式の自動巻を備えた機械です。爪により両回転での自動巻を実現しており、その性能の高さから、現代でも復元され使用されている機構です。回転錘に衝撃が直接伝わらないように、回転錘の軸にバネ性を持たせています。

ケースはわずかな使用傷が見られますが、それが大きなケースやラグの迫力をより助長させています。ラグのファセットが均一で、良いケースかと思います。サンレイダイアルは中央に最低限のエイジングが確認できます。光が入ると虹色の光彩が確認できます。針やインデックスは状態が良く、当時のままを維持しています。機械は当店にてオーバーホール済みで、一年間の作動保証をおつけしていますので安心してご使用いただけます。

ドレスモデルでありながら、迫力のある佇まいが人気のRef.817A。普段のインターでは行儀が良すぎる、という方にもおすすめしたい時計です。

BRAND

インターナショナル・ウォッチ・カンパニー（IWC）は、アメリカマサチューセッツ州ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが1868年に創立したのが始まり。特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションなど多くの人気シリーズを発売している。磁気から時計を守る為の軟鉄製インナーケースや、IWC独自の"ぺラトン式"と呼ばれる両回転式自動巻機構はあまりに有名。

HIGHLIGHT

Calatrava Case,   Non Date