IWC Calatrava Case Big Second Dial

COMMENT

1944年製、カラトラバケースのオールドインターです。質実剛健なインターの印象はそのままに、年式を感じるクラシカルなデザインが1940年代らしいフェイスです。ダイアルはホワイト。ブラックプリントのレターと、フォントが特徴的なアラビアンインデックスを配しています。大きなスモールセコンドはとても目を惹きます。一段下がり、精緻な溝は造り込みが良く、シンプルなデザインの中にもIWCのモノづくりへの心意気を感じます。

ケースは研磨歴の見られない素晴らしいコンディション。ラグのエッジ、ベゼルの山が立っており、迫力があります。小傷は少なく、当時のプロポーションが感じ取れる貴重な個体です。ダイアルは全体にエイジングが現れています。軽度なもので、年式を考慮すると状態はかなり良い方と言えます。ブラックプリントのレターやインデックスは劣化が見られません。ブルースチールの針はエイジングにより、パープル味をを帯びています。色抜けというほどではありませんので、ご安心ください。古い機械ですが、当店にてオーバーホール済みで好調に動いているのを確認しております。

今でこそケースとラグがシームレスなものをカラトラバケースと形容していますが、PATEK PHILLIPEのカラトラバが生産されるよりも前、1920年代からIWCが産出していたという諸説があります。

BRAND

アメリカマサチューセッツ州ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが1868年に創立したのが始まり。特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションなど、多くの人気シリーズを発売。磁気から時計を守る為の軟鉄製インナーケースや、IWC独自の"ぺラトン式"と呼ばれる両回転式自動巻機構はあまりに有名。

HIGHLIGHT

Calatrava Case,  Big Second Dial