ROLEX OYSTER PERPETUAL DATE Ref.1500 Gray Dial

COMMENT

1960年代初頭から導入され始めたRef.1500。ロレックスにおいてフラッグシップモデルであるデイトジャストと同様のCal.1570を搭載した、ひとまわり小型なモデルです。中間色のダイヤルが多く見られるロレックスですが、スポーティな印象を抱かせるグレーカラーは人気が高いです。インデックスにはホワイトプリントを施し、読時性能を追求しています。ブレスレットはロレックス純正、Ref.78350/557 無垢ブレスを装備しています。

Cal.1570はクロノメーター仕様のムーブメント。1960年代半ばから1980年代後半までの長期間に渡って製造され、ロレックス社製ムーブメントの中でも、精度と耐久性のバランスが取れた傑作ムーブメントとして、高い評価を獲得しています。デイトジャストより一回り小ぶりなケースが腕なじみの良いモデルです。1970年代以降に見られる後期型で、ハック機能が搭載されています。

ケースは程よく使用されておりますが、プロポーションが良いためたくましいです。ダイヤルは大変美しいコンディションです。気になるような劣化は見られず、サンレイ仕上げ、プリントの質感ともに当時のままです。唯一5~7時のインデックスと夜光周りにカラーダイヤル特有の剥がれが見られますが、肉眼ではまず気になりません。ドットのルミナスや、針夜光は欠けが見られず、最高のベージュカラーを見せています。針やインデックスにくすみは見られず、鏡面仕上げにより美しく輝きます。

スポーツモデルが注目を受けやすい昨今の時計業界ですが、ロレックスのスタンダードモデルは、ブランドの長い歴史の中で最も注力している、メインプロダクトであることは揺るがない事実です。 ファッション、ビジネス、シーンに関係なく、手に取るときの特別な高揚感を、万人に与えてくれるのがこのロレックスの最大の魅力です。中でもスポーティなグレーダイヤルは活躍に期待が持てます。70年代中頃のロレックスは探すとなかなか見つからないので、狙われてた方は必見です。

BRAND

世界に名立たる＜ROLEX＞の原点を現在に伝えるモデルが＜OYSTER PERPETUAL＞。＜ROLEX＞の3大発明のうち「オイスターケース」と「パーペチュアル」の2つを搭載したオイスターパーペチュアルは防水・防塵ケースの自動巻き時計を意味します。このモデルをベースとし、後に＜Explorer＞や＜Submariner＞、＜Milgaus＞などプロフェッショナル用モデルのリリースへと繋がっていきます。