LONGINES 30mm Caliber Ref.1049 Black Gilt Dial

COMMENT

ロンジンが最大のライバルであるオメガに真正面からぶつかっていった果敢な1本です。ムーブメントはオメガのレジェンド30mmキャリバーの牙城を崩すべく満を持して送り出した、その名も「cal.30L」、のセンターセコンド仕様cal.30LS。通常、派生形としてのセンターセコンド仕様はベースのスモールセコンドのムーブメントに出車や受を追加したものです。しかしこちらはベースの30Lと比べて専用の部品が非常に多い仕様で、1番受けと輪列受けに至っては構成を大きく変化させており、こだわり抜いた贅沢な設計であることがよくわかります。

外装についても触れましょう。30Lにかかわらず50年代のロンジンはダイアルのコンディションが厳しいものが多いですが、こちらはかなりの好コンディションなうえにブラックギルト。保守的で太いラグ、ワイドなインデックスと針はコンクエストの1stモデルをイメージさせる、50年代スポーツロンジンのスタンダードな意匠。

ケースは傷が少なく、ラグのエッジを含めプロポーションに秀でています。ブラックミラーのダイアルは完璧な艶感を残しています。ドットのルミナスに欠けがなく、芳醇なベージュカラーはダイアルとのコンビネーションがたまりません。ゴールドの針とインデックスは上面にわずかなエイジングが確認できます。肉眼ではほとんど気になりませんので、ご安心ください。当店にてオーバーホール済みですので、ご購入後すぐお使いいただけます。

30LSは30Lに比べてかなり少数の生産で、コンディションまで含めるとこの時計のように価値ある要素を兼ね備えた個体は希少です。わかる貴方のための、特別なロンジンです。

BRAND

ロンジンの時計は機能性・信頼性はもちろん、洗練された気品のあるデザインに定評があり、いつの時代も大人の男性・女性から高い支持を受け続けています。自社でクロノグラフムーブメントまで手がけた、屈指のマニファクチュールブランドでもあった1832年から続く世界屈指の老舗メーカー。当時ロンジンが手がけた手巻き腕時計は、堅牢な作り込みで耐久性に優れていることに加え、精度も秀でておりいまなお実用として普段使いできるものが多いばかりか、優れた美観も併せ持っているため、愛好家たちから高い評価を獲得しています。

HIGHLIGHT

30mm Caliber , Black Gilt Dial