OMEGA

COMMENT

1951年製のスピードマスター登場以前のスポーツモデルです。搭載ムーブメントは初期のスピードマスターに使用され、その信頼性の高さから月面探査にも採用されたオメガの傑作キャリバー321を採用しています。飛びアラビアのインデックスはルミナスの植字タイプです。針は菱形のローザンジュ針で夜行塗料を塗布しています。サークルラインと細かなミニッツは、計測機のようなメカニカルなデザイン。インダイアルのレコード盤のような細かい溝が緻密で、作り込みの良さが伺えます。カラトラバタイプのケースは、ラグ側面がケースと一体のラインを構成しています。スクリューバックとラウンドプッシュはしっかりと防水性を効かせた、当時の本格ツールウォッチです。オメガのアーカイブが付属します。

ケースはよく使われた痕跡がありながらも、研磨の歴が感じられず、高ポイントです。ラグのエッジにある小さな面が生きています。ダイアルは少々のパティナが見られますが、色味が良くさほど気になりません。針は綺麗な状態を保っております。インデックスのルミナスは、均一に素晴らしいベージュ焼けをしており、ヴィンテージ時計として良い雰囲気です。

文字盤・インデックス、ハンドやケースなど、細部に至るまで、ヴィンテージの洗練された雰囲気は、現行品に表現できない魅力が詰まっている上、現行のオメガと比較してもお買い求めやすいです。機械は「月に到達したムーブメント」として時計史に残る、レマニア社の傑作ムーブメント。クロノグラフはデザインだけでなく、機械で選ぶのも一興です。

ムーブメントは「月に到達したムーブメント」として一躍有名になったレマニアCal.321を搭載。シーマスタークロノグラフを改良してスピードマスターが誕生したなどの経緯もあり「ムーンウォッチ」イコール「スピードマスター」という深いつながりを持っている、レマニア社の傑作ムーブメントです。

BRAND

1848年の創設以来、数多くの優れた業績を残してきたオメガ。いつの時代も多くの著名人、スポーツマン・冒険家の腕にはオメガがあり、偉大な功績とその瞬間を見守り続けてきた。その歴史に共感するファンも多く、ブランドウォッチの代名詞ともいえる存在。