OMEGA One Push Chronograph RCAF 6W/16 36mm

COMMENT

ミリタリーウォッチの中でもとても希少なモデル、カナダ軍のオメガです。1960年と1962年の2回に渡り官給されました。1960年に官給された初期型はケース径36.0mm ラグ幅18mmで、裏蓋の裏側にΩの刻印が入りません。1962年の後期型はケース径は38.0mm ラグ幅20mmになります。サイドとラグが一体のラインを描いたもので、ステップベゼルなど見どころが満載です。ダイアルはホワイト。チャプターリングの5分ごとに伸びたミニッツと、ルミナス、アラビア数字のサイズ感が絶妙です。搭載ムーブメントはレマニア社製のCal.2221。ハック機能を備えており、2プッシュのような使い方が可能です。

ケースは細かな使用傷を帯びながらも、大きな損傷は見られません。プロポーションが良く、ケースバックやベゼルの段はエッジが効いています。ケースバックの刻印が視認できる程度に残っているのは嬉しいです。 汚れが目立ちやすいホワイトダイアルは劣化が最小限です。均一なクリームカラーがヴィンテージウォッチらしい表情をしています。ブルースチールの針は色抜けが少なく、ルミナスは均一な色味を保っています。当店にてメンテナンスは済んでおります。ご購入後すぐお使いいただけます。動画を掲載していますので、是非ご確認ください。

こちらのカナダ空軍のオメガ、特に初期型は極少数の生産となっておりとても希少です。60年製で個体ナンバーは006。かなり若い番号です。状態の良い文字盤のものはもうほとんど残っていないレアピースでしょう。

BRAND

腕時計が普及し始めた1910年代から手巻き、自動巻と変遷を経て、クオーツ時計の開発によって機械式時計が衰退します。それ以前の1960年代に機械式腕時計はひとつのピークに達します。当時は日本でも三種の神器の一つだったオメガの時計。持つ人のステータスとなる高級品で、各メーカーが精度や防水性、耐久性など切磋琢磨し開発した時代。コストをかけて、より良い時計造りのためにしのぎを削っていました。

HIGHLIGHT

Royal Canadian Air Force