BREITLING ClamShell Case

COMMENT

３つの円が描かれた1940年代らしいスポーティーなブライトリングです。外からタキメーター、テレメーター、ミニッツラインがあり、それぞれブルー、レッド、ブラックと色を分けています。さらに内側にはルミナス仕様のアラビア数字を配しています。針はロザンジュで夜光が入っており、小さいですが力強いです。防水クロノグラフの先駆け、クラムシェルケースを採用した当時最新鋭の機種でした。ラグからケースサイドへの流れるようなフォルム、大型の竜頭が特徴的です。

文字盤に焼けが見られますが、時代相応です。手の入っていないオリジナルコンディションで、針やベゼル、竜頭に至るまで発売当時のまま交換されておりません。針はブルースチールの深々としたブルーが嬉しいです。ケースは研磨歴が感じられないもので迫力があります。クラムシェルは竜頭がジョイント式の専用品です。こちらがオリジナルであることは大切なところです。

アメリカでのビッグネーム、ブライトリングが本格的にクロノグラフを製造し始めた頃の製品です。その後クロノマット、ナビタイマー等の名機が登場するにあたっての幕開けです。

BRAND

1884年、スイスのサン・ティミエに複雑時計製作の工房が設立されたのが＜BREITLING＞のルーツ。創業者のレオン・ブライトリングはクロノグラフ製作の才能に富み、博覧会では数々の賞を受賞、その名を世間に知らしめました。彼はエンジン飛行機が発展途上であった頃から航空産業の発展を確信し、飛行機のための時計や計器メーカーとして航空産業を支える意志を示しました。その意志を受け継いだ2代目ガストン・ブライトリングは世界初の腕時計型クロノグラフを開発するなど航空産業に多大な貢献をしています。“クロノグラフのスペシャリスト”として確固たる地位を築いた＜BREITLING＞は、今なお世界中で愛されている名門ブランドとして発展し続けています

HIGHLIGHT

Clam Shell Case,   Multi Color Dial