AUDEMARS PIGUET Octagon case

COMMENT

1980年代に販売されたオーデマ・ピゲです。クォーツショックの最中、機械式時計は手巻きの2針ドレスウォッチが隆盛を極めた頃の品で、名門のあえて飾らないことによる説得力が感じられる一品です。ダイアルはホワイト。イエローゴールドケースとのコンビネーションはヴィンテージらしい落ち着いた雰囲気です。インデックスすら配さないミニマルな意匠は、オクタゴンのケースデザインと針とメーカーロゴを盤面で強く主張します。当時の革ベルトが付属します。

ケースは傷が少なくプロポーションが良いです。ケースのエッジが効き、ラグの猫足のようなしなやかな曲線は均一に揃っています。ダイアルはミントコンディションです。針やロゴのプリントに劣化は見られず、艶めきのある美しい質感を保持しています。弊社にて分解掃除を済ませており、35時間のパワーリザーブを確認しました。ご購入後すぐご使用いただけます。

恐るべきはケースの厚みです。全体でおそよ4.5mm程度の超薄型ドレスウォッチで、ドレスシャツの袖元を邪魔しません。自社Cal.2003は厚み1.64mmとされており、オーデマ・ピゲの技術力が窺える賜物です。

BRAND

スイス・ジュラ山脈のル・ブラッシュで創業し、現在も同じ地に拠点を置く老舗メーカー、＜AUDEMARS PIGUET（オーデマ・ピゲ）＞。創業当初から続く超複雑時計開発の分野においてスイスで屈指の地位を確立。さらにスポーツウォッチの新しい可能性を見出した「ロイヤルオーク」で時計ブランドの最高峰に登り詰めます。＜PATEK PHILIPPE（パテック・フィリップ）＞、＜VACHERON CONSTANTIN（ヴァシュロン・コンスタンタン）＞と並び、世界3大時計ブランドと称されています。