OMEGA SPEEDMASTER REF.3510.50.00 / 175.0032

COMMENT

月へ行ったスピードマスターのデザインや世界観をそのままに、小型化し自動巻ムーブメントを搭載した通称"リデュース"。手ごろな価格のスピードマスターとして近年人気を博しています。丸みのあるアクリル風防がクラシックな印象です。3時位置はスモールセコンド、6時位置はクロノグラフ12時間積算計、9時位置は30分積算計です。ベースの機械はETA社製のメンテナンス性が高い機械です。オメガ仕様に美しくブラッシュアップされています。OMEGA純正のブレスレットが付属します。純正ブレスは単体での入手が難しいため、時計本体購入時に付いているかどうかは大きなポイントです。

ダイヤルのコンディションが良く、目立ったダメージ見られません。夜光塗料は色づきは見られませんが、肉眼では気にならない程度にエイジングが確認できます。傷がつきやすいタキメーターベゼルは気になるような傷はなくミントな質感です。ケースとブレスレットは傷が少なく、清潔感があります。清潔感のあるビジネスシーンで使い易いコンディションです。弊社にて整備後、42時間のパワーリザーブを確認しており、1日あたり+11秒程度で動作しています。自動巻きの性能も申し分ありません。

自動巻のスピードマスター。サイズ感もひと回り小さくシャツの袖口の邪魔をしません。夜光塗料の色味がヴィンテージらしいフェイスで、満足感の高い一品。

BRAND

今でこそ「Speedmasterイコール宇宙」という図式がすぐに浮かび上がりますが、当時は宇宙とは全く関係のない、純粋なモータースポーツ用の時計として誕生。また、スピードマスターは、ダイヤルではなく外周ベゼルにタキメーターを表示した世界で初めての時計と言われています。1959年、スピードマスターはマイナーチェンジをします。ベゼルがアルミニウムの黒色ベースとなり、針の形状がアロー針からアルファ針に変更されたことで、より視認性が高まっています。NASAは宇宙での過酷な環境にも耐えうる丈夫なクロノグラフを探しており、名だたる強豪に勝ったスピードマスターを公式時計として採用。その後1969年人類初の月面着陸の際、スピードマスターを着用していたことは有名な話。