IWC Calatrava case no-date

COMMENT

カラトラバケースのインターです。カラトラバケースとはパテックフィリップのカラトラバが由来となっており、当時多くのメーカーが用いていますが、インターのそれは整然とした雰囲気が特に評価されています。控えめに見える文字盤には、IWCのこだわりの意匠がしっかりと詰まっています。2面カットされたドルフィンハンド、砲弾型インデックス、きらりと光るパールドロップのミニッツドット、落ち着きあるパールホワイトの文字盤。これらすべてのバランスが美しい均衡を保っています。ノンデイト・ノンルミナスのすっきりとしたフェイスは洗練されたダイアルに拍車をかけます。

搭載Cal.853はマニファクチュールインターのペラトン方式の自動巻を備えたムーブメントで、爪により両回転での自動巻を実現しており、その性能の高さから現代でも使用されている機構。巻上げ効率も大変良い評価の高い機械です。メンテナンスに関しても当店でも自信を持ってお付き合いさせて頂ける時計です。

ケースは傷が見られず、良いプロポーションです。ラグやベゼルのエッジがしっかりと立っています。ダイアルは汚れが目立ちやすいホワイトカラーですが、気になるような劣化は見当たりません。針やインデックスはエイジングが最小限です。肉眼では一切気になりませんので、ご安心ください。ドレスモデルですので、状態の良さは重要なポイントとなります。

ブランドロゴが筆記体のオールドインターで、最もテイピカルな意匠ですが、普遍であるが故のオーラを持った時計です。特別な日にこそ、使いたくなる逸品です。

BRAND

アメリカマサチューセッツ州ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが1868年に創立したのが始まり。特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションなど、多くの人気シリーズを発売。磁気から時計を守る為の軟鉄製インナーケースや、IWC独自の"ぺラトン式"と呼ばれる両回転式自動巻機構はあまりに有名

HIGHLIGHT

Calatrava Case,   No-Date