IWC Ref.R852A Cushion Case

COMMENT

クッション型ケースのIWC自動巻きが入荷しました。角型のケースは約40mmでインパクトのある希少なモデル、腕に乗せた時の存在感は抜群です。ケースのインパクトが強いものは野暮ったい印象になりがちな中で、こちらのモデルはIWCらしさを失わず、奇抜ではあるものの品があるところがまた素晴らしいです。ダイアルはシルバーのサンレイ。外周にはパールドロップのミニッツが位置します。凹状のバーインデックスは、針と同様にセンターに鏡面仕上げとブラックを配しています。スクリューバック構造、お魚リューズを装備しており当時は防水モデルとしてリリースされていました。ムーブメントは秒針規制のハック機能がついたCal.8541B搭載です。IWC独自の自動巻機構＜ペラトン方式＞は巻上げ効率に優れており、50年近く経った今でもその精度を維持しています。日付を早送りする際には、夜の12時と11時半の間で針を往復させます。IWCが当時自社で開発した最終キャリバーで、完成された美しさが魅力。

ケースは当店にてオリジナル通りに仕上げてあります。ケース上面のヘアライン仕上げと側面の鏡面仕上げの切り替えが美しく、エッジが立っています。ダイアルはミントコンディションです。気になるようなダメージがなく、わずかに灼けたシャンパンカラーがヴィンテージウォッチとして良い塩梅です。針、インデックスも艶感が残っているのは、夜光塗料無しのダイアルであることも一因でしょう。当店にてオーバーホール済みで、パワーリザーブ46時間を確認しています。

ステンレスの塊にドレスウォッチをそのまま埋め込んだかのようなインター。ビジネスで使えば、誠実且つ印象に残るアピールになりそうです。

BRAND

アメリカマサチューセッツ州ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが1868年に創立したのが始まり。特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションなど、多くの人気シリーズを発売。磁気から時計を守る為の軟鉄製インナーケースや、IWC独自の"ぺラトン式"と呼ばれる両回転式自動巻機構はあまりに有名。 

HIGHLIGHT

Cushion Case