IWC Yacht Club Ref.1811 C Line Case

COMMENT 

時計のデザイナーとして有名なジェラルド・ジェンタが手がけた一つとして知られる、IWCヨットクラブは、流線型のヘッドに張り出したドーム風防が特徴的です。ドレスウォッチとしては存在感のある厚めのケースデザインが特徴で、堅牢製に優れていることが一目でわかります。ダイアルは放射状にヘアライン仕上げが施されたシャンパンカラー。シンプルなバーインデックスとペンシルハンドはセンターにブラックを配しています。ミニッツはパールドロップ手法を採用しています。ドレスウォッチとしても申し分ない端正な意匠です。当時のギャランティー冊子が付属します。

ケースはCラインのエッジをよく残した、素晴らしいプロポーションです。上面とサイドに施されたヘアラインが残っており、鏡面仕上げのベゼルやブレスとのマッチングが素晴らしいです。ダイアルはミントコンディションです。角度によっては虹色の光彩が見えるほど状態良く残っており、水気の侵入は一度もありません。夜光塗料の色味は綺麗なベージュカラーとなっています。針やインデックス、アプライドのIWCロゴは劣化が見られず、総じてミントコンディションだと言えるでしょう。当店にてオーバーホール済みで、45時間のパワーリザーブを確認しています。

1968年から生産され始めたヨットクラブ。スポーツドレッシーな時計を目指して作られたこともあり、精度、実用性、耐久性、そしてデザインにおいて優れています。ムーブメントはデイトとハック機能を備えた、自社製ペラトン巻き自動巻きキャリバー8541Bを備えています。耐水性のあるお魚リューズを備えた頑丈なオールスチールケースが特徴で、優れた耐水性且つ、上品でモダンな外観の両方を求める高級顧客を獲得しました。ここまで状態良く現存しているヨットクラブは希少です。1970年代のラグジュアリースポーツの名作を是非お手にとってみてください。

 BRAND

アメリカマサチューセッツ州ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが1868年に創立したのが始まり。特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションなど、多くの人気シリーズを発売。磁気から時計を守る為の軟鉄製インナーケースや、IWC独自の"ぺラトン式"と呼ばれる両回転式自動巻機構はあまりに有名。

HIGHLIGHT

C Line Case