SEIKO 1st 150m DIVER Ref.6217-8001 Big Crown 62MAS

COMMENT

1964年に生産された国内初の150mダイバー、Ref.6217-8001です。国内外共に評価の高い名作で、62MASの名称で呼ばれています。細かいマイナーチェンジにより、様々なバリエーションがありますが、こちらは66年から67年までの約一年間に生産された、ビッグリューズにイルカのケースバックのタイプです。イルカの絵柄は三種類あり、こちらは第二世代のものとなります。ケースは角ばったCラインです。ベゼルは両回転式、スクリューバックです。ダイアルはグレーのサンレイです。ヴィンテージのラバーストラップを装備しています。

ケースはエッジが立った素晴らしいコンディションです。打ち傷がなく、オリジナルプロポーションを堪能できます。ベゼルはグレーカラーにフェードし、雰囲気のある表情へ変化しています。ダイアルはルーペで注視しますと、僅かな小傷が見られますが、製造から50年経過したヴィンテージ品とは思えないほどのコンディションです。針やインデックスはとても軽度なエイジングです。ルミナスは均一な色味がよく残っており、瑞々しいです。

搭載キャリバー6217Aは手巻き機能のない、自動巻機械となります。リューズの一段引きによる日付のクイックチェンジが可能なため、日常使いに重宝しそうな一品です。

BRAND

1960年代は、機械式腕時計は完成期とも言えるほどの発展を遂げた時期で、セイコーは精度コンクールの分野でも量産の分野でも、世界に追いつき、追いぬいた時代であった。同時に、「時計の電子化」が進展し、1969（昭和44）年12月にセイコーが世界初のクオーツ（水晶）腕時計を発売することにより、機械式腕時計からクオーツ腕時計へと大きく舵を切ろうとする時期でもあった。

HIGHLIGHT

1st,   Big Crown 62MAS,   The 2nd Generation Dolphin Case Backs