BREITLING DATORA Ref.2031

COMMENT

サーフボードダイヤルのブライトリングダトラ。２つのインダイアルを囲むデザインがそのニックネームの由来です。当時これを模倣したメーカーは少なくありませんでした。ブラックマットの文字盤は外から順にタキメーター、チャプターリング、山形インデックス、６時位置にデイト表示を備えています。機械はバルジュー7734を搭載、一般的に見られる30分のバージョンではなく、45分のレジスターを備えたバージョンを使用しました。回転ベゼルにより時と分の経過時間をクロノグラフとは別に測定できます。

ケースは保管傷が見られますが、研磨歴の見られない素晴らしいプロポーションで、肉厚なラグがたくましいです。ダメージが現れやすいベゼルは色味を保持し、高評価です。ダイアルはミントコンディションです。気になるようなダメージ、劣化は見られません。インデックスは夜光周りにエイジングが確認できます。上面のメッキに剥がれがなく、肉眼ではほとんど気になりません。針はプリントに劣化はありません。センタークロノのオレンジの色味を保持しています。

ブライトリングは、1915年にプッシャー付きの最初のリストクロノグラフ以来、クロノグラフの革新者であり、今日までクロノグラフの外観と機能を定義するために業界をリードするメーカーでありました。このダトラも1969年当時では斬新なデザインの物です。レトロフューチャー感あふれる、本格手巻きクロノをお楽しみください。

BRAND

1884年、スイスのサン・ティミエに複雑時計製作の工房が設立されたのが＜BREITLING＞のルーツ。創業者のレオン・ブライトリングはクロノグラフ製作の才能に富み、博覧会では数々の賞を受賞、その名を世間に知らしめました。彼はエンジン飛行機が発展途上であった頃から航空産業の発展を確信し、飛行機のための時計や計器メーカーとして航空産業を支える意志を示しました。その意志を受け継いだ2代目ガストン・ブライトリングは世界初の腕時計型クロノグラフを開発するなど航空産業に多大な貢献をしています。“クロノグラフのスペシャリスト”として確固たる地位を築いた＜BREITLING＞は、今なお世界中で愛されている名門ブランドとして発展し続けています。