OMEGA Ref.14757 Calatrava Case

COMMENT

1962年製のオメガです。自動巻きの時代に入って久しい、当時のオメガの中では保守的な手巻きムーブメントを採用。薄型ケースの実現を可能にし、巻き上げる感触はなめらかで完成度の高さを感じます。ケースはラグからのシェイプが滑らかなカラトラバタイプです。ダイアルはシルバーのサンレイ、ペンシルハンドとバーインデックスの組み合わせのドレッシーなフェイスです。針とインデックスにはどちらもセンターにブラックを配し、クラシカルながらも読時性能の向上が図られています。ベルトはキメの細やかなブラックのスムースレザー、ロゴの飛び出た純正バックルを装備しています。ムーブメントは薄型の手巻きムーブメントCal.600を搭載。OMEGAの時計は精度もさることながら、オーバークオリティともいえる、部品の造りや耐久性などが、現代の時計作りとは大きく異なる魅力です。このムーブメントは2姿勢調整された一段階グレードの高いものです。

ドレスウォッチですので、コンディションはより厳正に判断しますが、とても状態に優れたものだと言えます。ケースは変な痩せが見られず、ラグは丸みのあるしなやかな面が残っています。傷は一切見られませんので、シーンを選ばずにお使いいただけます。ダイアルはミントコンディションです。サンレイのシルキーな質感を阻害する経年変化は一切見られません。焼けもほとんどなく、キリッとしたシルバーカラーがドレスウォッチとしての潔さを感じます。針やインデックスのエイジングは最低限です。上面のメッキに剥がれがなく、キラキラと輝きを見せます。赤胴メッキが施された中のムーブメントは美しいままを保っています。入水の形跡はゼロと判断して良いでしょう。

ドレスウォッチは防水性能を当時から持ち合わせていないため、コンディションの良いものを見つけることは年々難しくなっています。機械式時計最盛期に作られたミントなヴィンテージオメガをリーズナブルな価格で楽しめます。

BRAND

19世紀中頃にルイ・ブランによりスイスのラ・ショー・ド・フォンで時計の組立工場からスタートしたブランド＜OMEGA（オメガ）＞。創業から160年もの歴史を刻み続けるオメガ社は高級時計メーカーとしてロレックスと並び、人気・知名度は群を抜いています。

HIGHLIGHT

Calatrava Case