LONGINES

COMMENT

戦前の腕時計といえば、カラトラバケースです。幅広のフラットベゼルにシリンダーステンレスケースがいかにもロンジンらしいです。ラグ幅が15ｍｍ強でフェイスが大きく見えます。ダイアルはホワイト、砲弾型とアラビア数字のインデックスは下地出し、キラキラと光を反射します。サークルラインやレイルトラックではなく、ミニッツライン。当時においてはモダンで洗練されたデザインです。ブルースチールのリーフハンドがあわされています。

年式を考慮するとまずまず良いコンディションで雰囲気が良いです。ケースは使用傷が各所にみられますが、エッジが立っており、フラットベゼルの迫力を充分に楽しめます。ダイアルは焼けていますが、凹みや傷が無く、印字のかすれがありません。下地の鏡面もあいまって力強い表情です。ムーブメントはミントコンディション、腕の良い職人にメンテナンスを受けてきたお品でしょう。当店にてオーバーホール済みで、精度良く作動し、パワーリザーブ44時間を確認しております。すぐにお使いいただけます。

ロンジンが全盛期の頃の製品です。名機、12.68Zをお楽しみください。カラトラバケースは着け心地がよく、上品にスタイリングできますので、ついつい手が伸びそうなお品です。

BRAND

ロンジンの時計は機能性・信頼性はもちろん、洗練された気品のあるデザインに定評があり、いつの時代も大人の男性・女性から高い支持を受け続けています。自社でクロノグラフムーブメントまで手がけた、屈指のマニファクチュールブランドでもあった1832年から続く世界屈指の老舗メーカー。当時ロンジンが手がけた手巻き腕時計は、堅牢な作り込みで耐久性に優れていることに加え、精度も秀でておりいまなお実用として普段使いできるものが多いばかりか、優れた美観も併せ持っているため、愛好家たちから高い評価を獲得しています。