OMEGA SPEEDMASTER MARK 40 Ref.175.0084/ 3626.50.01

COMMENT

スピードマスターマーク40。ハイエンドな18金無垢モデルです。ケースメーカーは「Louis Lang SA」。トリプルカレンダーに24時間計を備えた自動巻のクロノグラフと多機能。ダイヤルはマットブラック。盤面のカラーはケースと同色のローズゴールドを採用しており、視認性が良いです。オメガ純正の革ベルト、バックルを装備しています。

機械は安定感に定評があるETA7750をベースにした1151を搭載しています。元はvenus188から始まり、valjoux7730を経て、自動巻機構を搭載したカム式クロノの集大成です。その安定性から自動巻機構を外して、手巻きクロノにして使われるほど、信頼性が高いです。 

ケースはツイストラグのエッジを残した素晴らしいプロポーション。傷が少なく鏡面とヘアラインの切り替えが美しいです。ベゼルはダメージが見られず、刻印をはっきりと残しています。ダイヤルはミントコンディションです。針は当時の質感、色味を完全に残しています。ルミナスはエイジングにより、均一なベージュカラーが美しいです。優れたコンディションで、シーンを問わずにヴィンテージウォッチを楽しめます。

多機能で使い勝手の良い、トリプルカレンダーの自動巻時計。個性の効いたスピードマスターはいかがでしょうか。

BRAND

今でこそ「Speedmasterイコール宇宙」という図式がすぐに浮かび上がりますが、当時は宇宙とは全く関係のない、純粋なモータースポーツ用の時計として誕生。また、スピードマスターは、ダイヤルではなく外周ベゼルにタキメーターを表示した世界で初めての時計と言われています。1959年、スピードマスターはマイナーチェンジをします。ベゼルがアルミニウムの黒色ベースとなり、針の形状がアロー針からアルファ針に変更されたことで、より視認性が高まっています。NASAは宇宙での過酷な環境にも耐えうる丈夫なクロノグラフを探しており、名だたる強豪に勝ったスピードマスターを公式時計として採用。その後1969年人類初の月面着陸の際、スピードマスターを着用していたことは有名な話。