ROLEX OYSTER PERPETUAL Ref.1002 Silver Mosaic Dial

COMMENT

ノンデイト派に愛されるAIR KING（ref.5500)の上位機種、Ref.1002。両者の違いはムーブメントで、クロノメーターCal.1570を搭載しております。Ref.1002はダイヤルバリエーションが豊富で、様々なカラーダイヤルが生産されました。中でもこちらはシルバーのモザイクダイヤル。あまり見かけない意匠です。モザイクダイヤルは千鳥状に積み重ねられたモザイクタイルに似ていることから、その愛称で呼ばれています。ランダムなケガキ仕上げで、光の反射が角度で明暗を2パターンに入れ替わる、サンバーストとは一線を画した意匠です。バーインデックスは凹型で、センターに鏡面仕上げ、サイドにブラックを施す事で輝きを強調させます。ドーム風防が特徴でアンティークらしい柔らかさがあります。

ケースはプロポーションが良くバランスに優れています。使用傷は少なくケース側面の鏡面仕上げは光を反射します。美しいモザイクダイヤルは当時のままを保っています。ヤレが見られず、縦ヘアラインによる光の反射が堪能できます。インデックスや針、アプライドの王冠ロゴはメッキの剥がれがなく、光を反射し瑞々しい印象です。針やインデックスのブラックにダメージは見当たりません。弊社にて分解掃除済みで、パワーリザーブ48時間を確認しています。

1970年代前後。機能と直接結びつかないダイヤルデザインは、ロレックスのこれまで生産してきた読時や合理性を率先したモダニズムデザインと一線を画しました。高級時計がビジネスシーンでの需要が増え、ファッション的なバックグラウンドを持つようになります。愛らしいフェイスデザインは気分を一新したり、愛着の対象になったりするちからが強まります。カジュアルなロレックスは、日常を生き生きとしたものへと変えてくれそうです。

BRAND

＜ROLEX＞のスタンダードモデルとして人気の高い＜OYSTER PERPETUAL(オイスターパーペチュアル)＞。オイスター、パーペチュアル、クロノメーターの3大要素は、ブランドの名声をグローバルスタンダードに確立させました。＜ROLEX＞の高い技術力と先進性、ベーシックで完成されたスタイルは世代を超えて愛され続けています。

HIGHLIGHT

Silver Mosaic Dial