LORD ELGIN

COMMENT

アメリカンミッドセンチュリーモダンと言えば、ハーマンミラーに代表される1950年代の家具ですが、腕時計の世界でもデザイン革命はありました。そんな時代のロードエルジンです。

中央部は同心円状にきめの細かいヘアライン仕上げがされています。シャンパン色にほんのり焼けて美しい発色です。アクセントにクロスラインが彫り込まれています。外周のブラックミラーはまるで暗黒の宇宙、立体的にカッティングされたインデックスが衛星のように浮かびます。

アメリカンウォッチは酷使されている物が多いですが、これは使用感をあまり感じさせないグッドコンディション。ケースのエッジが綺麗に残っているのもおすすめポイントです。何気に23石の上位ムーブメントが搭載されており、巻上はスムースで軽快に作動します。フリースプラングの「DuraBalance」、緩急針は付いておりません。
ハイテクかつスペーシーなメイドインUSAの時計はいかがでしょうか。

30mm前後のミッドサイズケースは、1940,50年代当時の通常メンズサイズであり、当時の最先端トレンド。欧米では、星の数ほど存在した時計メーカーだが、当時、日本に輸入された時計はほんの一部のため、日本人にとってはマイナーブランドであることもしばしばある。そんな無名の逸品にこそ、私たちがまだ見ぬ素晴らしい時計が数多く存在します。こちらもそんな当時の時計メーカーの研鑽が集約したもの。腕に乗せた時のバランス感が素晴らしく「ドキッとする」ほど胸が高鳴る雰囲気があります。一目でヴィンテージウォッチとわかるサイズ感が素敵。

BRAND

南北戦争中の1864年にアメリカのシカゴで創業。歴史あるブランド＜エルジン社＞の高級ライン。アメリカ時計産業の全盛期を代表する時計メーカーのひとつとして愛されている。 特に高級ラインのLORD ELGINは、アールデコを取り入れた個性的で美しいデザインが憧れの存在となり、当時のアメリカ人のステータスのひとつとなっていた。

HIGHLIGHT

Cosmic Design,   Dura Balance