MIMO

COMMENT

この時代の時計でしか味わうことのできないミッドサイズの雰囲気の良いMIMO。このサイズでありながらハードユースのスポーツ仕様として製造されています。クラムシェルと呼ばれる、ビスでパッキンに圧力をかけるケースは防水性を高めるものです。当時はまだ稀少なステンレスを用いた「NONMAGNETIC」、耐震の「INCABLOC」など、その性能の高さを裏蓋外側に誇らしく刻んでいます。ブラックギルトダイアルに発色の良い金色レターが施され、ミニッツレールとスモールセコンドインダイアルが目に付く視認性の良さです。ひし形の針「ロザンジュ」は採用しているメーカーが少なく、他ではあまり見ることのできないエッジの利いたデザインです。

ぷくっとしたケースは過去の仕上げが無く、使用傷のマットな感じがまた良い雰囲気です。ブラックギルトダイアルには少々焼け感が見られますが雰囲気はよく、夜光のベージュと良く合っています。

潜水艦の窓をイメージさせるような、膨らんだ風防と丸っこいミドルケースが、40年代ならではの味わい深い雰囲気を備えています。

ケースは裏側から4つのビスで固定することで防水性を高めた、人気の高いクラムシェルケース。

BRAND

＜Girard-Perregaux（ジラール・ペルゴ）＞のヨーロッパ向けブランドとして知られる＜MIMO（ミモ）＞。誕生は1889年と古く、もともと金時計で有名なブランド。1982年にはオットー・グラフがジラール・ペルゴの株を取得し、1950年代後半まで、ジラール・ペルゴの時計はヨーロッパで＜MIMO（ミモ）＞ブランドとして、アメリカでは＜Girard-Perregaux（ジラール・ペルゴ）＞ブランドで販売されていました。

HIGHLIGHT

Clam Shell Case