ENICAR Sherpa GMT

COMMENT

注目するべきはシルバーとレッドの回転インナーGMTベゼル。ENICARを代表するSherpaシリーズの中でも、ほとんど見かけることのないSherpa GMTのご紹介です。シルバーのダイアルは 同心円状に細かいヘアライン加工が施してあり、光で変わる表情を楽しむことができます。インデックスは細いバー、6,9,12にアクセントでクサビを配しています。針は夜行塗料付きのドルフィンハンド、ヴィンテージらしさのあるディテールです。赤い矢印の付いた針は24時間で文字盤上を一周するGMT針で、リューズを操作してインナーベゼルをGMT針に合わせることで、他国の時刻を読時することが可能です。ケースはスーパーコンプレッサーケースを採用しています。

状態について、ダメージの現れやすいベゼルは気になるような劣化のないミントコンディションです。三角ポインターが状態良く装備しています。ケースは研磨の経歴を感じさせません。打痕や傷が少なく高ポイントです。ダイアル、針、インデックスは当時の状態のままを現存しています。盤面のドット夜光は形が崩れず、ベージュ焼けをしています。

様々な過酷なシーンへ向けたプロフェッショナルツールウォッチを生産し続けたエニカですが、例に漏れず堅牢で美しいフォルムをしたケースや、計算されたフェイスカラー、自社製自動巻ムーブメントは銅色メッキが美しく、細部に至るまでブランドの拘りを感じ取れる一品です。

BRAND

エニカ社は1854年スイスで創業し、時計業界に歴史を刻んで160年以上。1910年代ヨーロッパの殆んどの国で鉄道時計として採用されたメーカー。クォーツ時計を最も早く製品化した事でも有名。

 HIGHLIGHT

Rare Model,   Mint Condition,  Super Compressor Case