AUDEMARS PIGUET Cal.Valjoux VZSSC

COMMENT

機械式最盛期。世界三大時計ブランドであるオーデマピゲが生産した、ユニークなデザインが多い同社では極めて珍しい３針ドレスウォッチ。美しいシルバーのダイヤルには小さな「Audemars Piguet」のサインがあり、この時計のクラシックな美学をさらに高めています。
ケースメーカーは「Cedex, Charles Dubois SA」。スイスのル・ロックルを拠点とし、50年代のパテックフィリップカラトラバRef.2533やホーンラグRef.2560、オメガスピードマスター18KYGモデルRef.ST145.022-69などを制作していた、有力メーカーです。

搭載ムーブメントはパテックフィリップRef.1518やオーデマ・ピゲRef.5516などの永久カレンダークロノグラフに搭載されたバルジューCal.13VZからオーデマピゲがブラッシュアップさせたCal.VZSSC。13リーニュの機械はもともとクロノグラフムーブメントをベースに3針用に改良されています。4姿勢差・温度調整済み、19石と多石な上、コートドジュネーブ仕上げからスワンネックやヒゲ持ちの面取りまで美しく仕上がった最高級機です。

ケースはほぼ手付かずと言っても良いほど状態が良いです。18金無垢を示すスイスの女神のホールマークに擦れはなく、ラグのエッジが効いています。薄型の時計ですがどっしりとした重み、プロポーションで所有欲を満たします。ダイヤルはルーペで覗くと微かにエイジングが見られますが、肉眼では一切気にならずミントに感じます。針やインデックスのプリントに劣化は見られず、艶めきのある美しい質感を保持しています。弊社にて分解掃除を済ませており、43時間のパワーリザーブを確認しました。ご購入後すぐご使用いただけます。

流れるようなケースラインと大きさ、そして適度な重み。手にとってと誘うような姿をしています。巻き上げが心地よく、手巻きという日常のサイクルのなかに、触覚に聴覚に小気味良いセンシュアルなツールを送り込んだところに、雲上メーカーらしい繊細さを感じます。

BRAND

スイス・ジュラ山脈のル・ブラッシュで創業し、現在も同じ地に拠点を置く老舗メーカー、＜AUDEMARS PIGUET（オーデマ・ピゲ）＞。創業当初から続く超複雑時計開発の分野においてスイスで屈指の地位を確立。さらにスポーツウォッチの新しい可能性を見出した「ロイヤルオーク」で時計ブランドの最高峰に登り詰めます。＜PATEK PHILIPPE（パテック・フィリップ）＞、＜VACHERON CONSTANTIN（ヴァシュロン・コンスタンタン）＞と並び、世界3大時計ブランドと称されています。

HIGHLIGHT

Mint Case