JAEGER LECOULTRE

COMMENT

ジャガールクルトがエルメスに依頼され製作したエトリエ。エトリエ（馬具の鐙）から着想を得た、長方形のケースと突き出たパイピングラグがアイコニックなケースデザインです。通称ドライバーズウォッチとも言われ、こちらは希少なラージサイズです。ドライバーズウオッチとはハンドルを握りながらも容易に時間を確認できる腕時計のことで、右に傾いたダイヤルを採用したものやラグが可動式になっているものなどが見られます。こちらは手首の内側のくるぶし付近に着用するタイプで、リューズが6時側にあるのも運転を前提とした配慮です。ダイアルバリエーションの多い時計ですが、エナメル質のブラックダイアル、オールローマンインデックス、ミニッツレイルのコンビネーションと洗練された普遍的なデザインはかえって見つかりません。ジャガールクルト純正のバックルが付属します。

非防水のドレスウォッチですが、過去に入水の経歴がみられず清潔なコンディションを保っています。小傷は少なく、大切に使用されてきたことがわかります。ダイアルはツヤが現存していてパーフェクトです。インデックスやレターのプリントにダメージはありません。針にくすみはなく、きらりと光を反射します。

搭載している『Cal.818/3』は、世界三大メーカーであるヴァシュロンコンスタンタンや、オーデマピゲといった名門時計メーカーに供給した実績を持つ高級ムーブメント『Cal.818』のバージョンアップモデルで、信頼性の高いムーブメントです。
マニファクチュールブランドの凛とした意匠を心置きなくご堪能ください。

BRAND

＜JAEGER LE COULTRE（ジャガー・ルクルト）＞は、現在も個性的なモデルを数多く製造し続けるマニュファクチュール。かつては、他の名門メーカー（ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマピゲ、パテックフィリップ、カルティエ等）にもムーブメントやパーツ等のエボーシュを供給していました。始まりは1183年、スイスの小さな工房から。「科学によって立つ」という信念のもと、信頼ある機械・製造ラインを作ることに力を入れ、時計の中心地であったスイスで、高級ブランドに時計の機械・部品製造の先端を行く供給元に成長しました。＜レベルソ＞を代表する自社ブレンドモデルなど、現在では数少ない自社生産のマニファクチュールブランドです。

HIGHLIGHT

For Hermès,   Drivers Watch