OMEGA Porcelain Dial

COMMENT

1922年製、戦間期に製造されたオメガです。ケースは金張りを施したクッションフォルムを採用しています。玉ねぎ型竜頭は懐中時計から引き継がれた意匠です。ダイヤルはポーセリンでラッカーホワイトカラーです。夜光インデックスはこの世代に見られる、迫力のあるアラビアフォントです。針はブルースチールにルミナスを塗布したコブラ針を採用しています。搭載Cal.26.5は30mmキャリバー登場前の手巻きのオメガを牽引してきた代表的なムーブメント。センターセコンドモデルや、耐震装置付きなど、バリエーションが多く、この世代とは思えない程安定感のある機械です。1926年からマイナーチェンジが繰り返されるため、こちらは最初期の26.5になります。

ケースは小傷のみの素晴らしいプロポーションです。丸みを帯びたフォルムが均一に残っています。ダイヤルは100年経過しているとは思えないほどのフレッシュなホワイトカラーで瑞々しさすら感じます。ポーセリンダイヤルによく見られるクラックは一切見られません。インデックスのルミナスは多少剥がれ落ちてしまってしまっていますが、濃いベージュカラーが良い雰囲気です。ブルースチールの秒針はエイジングによりパープルがかっています。ヤレたような雰囲気は感じられません。年式の古いものですが、しっかり整備してありますのでご安心ください。弊社にて分解掃除済みで、パワーリザーブ39時間と好調に動いています。

ポーセリンで出来たダイアルはクラックが入りやすく、整備の際には細心の注意を払う必要があります。こちらは希少なノンクラック。ヴィンテージの専門店であるからこそ、この年式のものであっても自信を持って販売ができることをアピールさせてください。アフターサービスも、もちろん弊社にご相談ください。

BRAND

1848年の創設以来、数多くの優れた業績を残してきたオメガ。いつの時代も多くの著名人、スポーツマン・冒険家の腕にはオメガがあり、偉大な功績とその瞬間を見守り続けてきた。その歴史に共感するファンも多く、ブランドウォッチの代名詞ともいえる存在。

HIGHLIGHT

Cushion Case,   No Crack Porcelain Dial,  Cathedral Hands,   Onion Crown