ROLEX OYSTER PERPETUAL Ref.1002 Purple Dial

COMMENT

形容しがたいパープルとグレーの中間色ダイアルは、この世代で稀に見られるROLEX独自のカラーです。経年でもたらされたものではなく元来のカラーです。トーンの低いムーディな配色で、サンレイダイアルに光が入ると濃淡の違いが美しく現れます。ブラックレターが暗がりで溶け込む様は、どこか怪しげな魅力さえ感じます。REF.1002はクロノメーター仕様で、ムーブメントにもシリアルナンバーを設けてありますので、5500の上位機種の分類となります。Cal.1570はクロノメーター仕様のムーブメント。1960年代半ばから1980年代後半までの長期間に渡って製造され、ロレックス社製ムーブメントの中でも、精度と耐久性のバランスが取れた傑作ムーブメントとして、高い評価を獲得しています。デイトジャストより一回り小ぶりなケースが腕なじみの良いモデルです。メンテナンスに関しても当店でも自信を持ってお付き合いさせて頂ける時計です。

ケースは目立った傷や打痕が見られず、良好なプロポーションを保っています。文字盤は目立ったエイジングが見られず、半世紀前のカラーダイアルを当時のまま保持しています。評価の対象となる重要なポイントとして、ドットの夜光が変色や崩れなく残っています。クラウンロゴや、インデックス、針に関してはくすみがほとんど見られません。キラキラと輝きを見せており、入水歴はないと判断しています。リベットブレスは伸びが少なく、こちらも嬉しいところです。当店にてオーバーホール済みで、48時間以上のパワーリザーブを確認しています。

アンティークウォッチのビギナーにも使い易い、ノンデイトの自動巻きモデル、加えて時間のずれが少ないクロノメーターですので、竜頭操作が少なく済みます。主張の強すぎない腕なじみの良いサイズ感の中に特別な文字盤を備えたひと品。ぜひ手に取ってご覧ください。

BRAND

＜ROLEX＞のスタンダードモデルとして人気の高い＜OYSTER PERPETUAL(オイスターパーペチュアル)＞。オイスター、パーペチュアル、クロノメーターの3大要素は、ブランドの名声をグローバルスタンダードに確立させました。＜ROLEX＞の高い技術力と先進性、ベーシックで完成されたスタイルは世代を超えて愛され続けています。

HIGHLIGHT

Purple Dial