IWC 18k Yellow gold

COMMENT

18金無垢のインター。ゴールドのフェイスには、ダイヤモンドカットのようなインデックスが組み合わされた華やかな一本です。主に1950年代に見られる意匠で、1960年代以降の洗練されたものとはまた異なる、コストをかけた雰囲気の良いものです。針は夜光塗料のないドルフィン。外周にはパールドロップのミニッツを配します。竜頭にはシーラカンスとも呼ばれる、古い年式にみられるお魚竜頭を装備しています。搭載Cal.853はマニファクチュールインターのペラトン方式の自動巻を備えたムーブメントで、爪により両回転での自動巻を実現しており、その性能の高さから現代でも使用されている機構。巻上げ効率も大変良い評価の高い機械です。

ケースは大きな傷や打痕が見られません。ラグのエッジが効いており、素晴らしいプロポーションです。ラグ裏のホールマークがしっかりと残っています。ダイヤルはエイジングの一切見られないミントコンディションです。ムーブメントは入水したような形跡がなく、保存環境の良さが窺えます。弊社にて分解掃除は済ませております。

質実剛健なイメージを持つインターのドレスウォッチですが、ダイヤルカラーとインデックスが華やかになることで一気にラグジュアリーなルックスに。ヴィンテージ品としての雰囲気は抜群で、品よく纏まっており扱いやすい一品となっています。

BRAND

アメリカマサチューセッツ州ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが1868年に創立したのが始まり。特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションなど、多くの人気シリーズを発売。磁気から時計を守る為の軟鉄製インナーケースや、IWC独自の"ぺラトン式"と呼ばれる両回転式自動巻機構はあまりに有名。